理数教育
学びの奥深さに気づく
淑徳巣鴨の授業の主役は“生徒”です。さまざまな授業の中で「なぜ?」と疑問に気づく仕掛けを多く用意し、物事を論理的かつ多面的に観察する力や、考え抜く力を培います。曖昧な理解ではなく、問題の本質を的確に捉え、理解する経験を積み重ねます。
対話で伸ばす数学力
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一人でひたすら問題を解くイメージのある数学ですが、本校の数学は、協働して正解を導き出す過程を大切にしています。「数学がわからない」ことに気づくのも、わかる生徒が教えることも、チームで話し合って正解を導き出すことも、すべてが気づきを基とした数学の学びです。数学をコミュニケーションツールとして使いこなし、対話しながら数学力を高めます。
教え過ぎない数学の授業
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数学の授業で大切にしていることは、公式を覚えることではなく、「考えるポイント」に気づかせることです。問いから解答に進んでいく道には、いくつもの「考えるポイント」があります。そこで教員は一方的な講義をするのではなく、ガイド役としてポイントを示し、生徒たちが自発的に考えることを促します。それにより生徒たちの論理的思考力や、考えることを楽しむ心を育てます。
デジタル機器を活用した理科実験
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実験の時間を多く設定しているのは、教科書に書かれていることを、目の前で観察・確認して生きた知識にするためです。「仮説→実験→結果の分析」のすべての過程に気づきがあります。デジタル機器を活用しながらデータをとり、検証する時には数学力が不可欠であることにも気づきます。理科と数学は、螺旋状に学びを深めるためのゴールデンコンビです。
「身近な事」に疑問を抱く自然科学
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自然科学は生きることと密接に結びついています。理科の「理」とは、物事の「理=ことわり」を表しています。普段の生活で当たり前だと思っていたことや、教科書に書いてあることに「なぜそうなるのだろう?」と考えることは、物事の「理」を解き明かすためのスタートラインです。疑問に気づいて探究し、よりよく生きていくために必要な知識を身につける授業を展開しています。